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YES通信 2018年5月号 VOL59(糸島学習塾YESより大切なあなたへお届けします)

潜在意識って意識していますか?

このタイトルを見て、意識出来ないから潜在意識って言うんだろう?という突っ込みの声が聞こえてきそうなのですが、まさに、潜在意識とはそのようなものなのです。普段、私たちが意識出来ている意識を顕在意識(表面意識)と言い「今日から勉強しよう」と自分で決意した時は、顕在意識で決意したということになります。これに対して、意識出来ていない意識を潜在意識(無意識)と言います。

意識出来ていない意識のことを考えてどうなるの?という声も聞こえてきそうなのですが、実は顕在意識はたったの10%で、潜在意識はその9倍の90%もあると言われています。なので、いくら勉強しようと思っていてもなかなか勉強が出来ないのは、潜在意識で勉強したくないと思っているからなのです。ある意味、私達の生活のほとんどは潜在意識に支配されていると言っても過言ではないのです。気持では「やりたい」と思っていても潜在意識でやれないと思っていたら出来ないので、それをどのようにするのかということを、メンタルトレーニングなどでアファーメーションとかインカンテーションと言って「自分は出来る」「自分は出来る」と繰り返し唱えたりしている人もいるのです。

そんな馬鹿なと、思う人もいらっしゃるかもしれませんが、潜在意識はある意味馬鹿なので、繰り返し自分が信じたことが現実のものとして現れるのだそうです。松下幸之助氏が、四十年も五十年も「素直になりたい」と思い続けた結果、あのような偉大な経営者になったり、イチロー選手のように「大リーガーになって活躍する」と思い続けた結果、あのような偉大な大リーガーになったりするのです。
なぜ、今回このようなテーマを取り上げたのかというと、来月から導入する速聴読と潜在意識に大きな関わりがあることを知ったからです。速聴読というのは2倍速とか3倍速の速度で、朗読を聞きながら本を読むシステムです。普通の大人だったら大体2倍から3倍くらいからのスタートになりますがそれを4倍、5倍へと上げていくトレーニングです。
速く聴くことがどのように潜在意識に関係があるのかという前に、メンタルブロックということについて話をします。顕在意識で「勉強しよう」と思っても出来ないことや、せっかくセミナーとかで良い話を聞いても行動が出来ないのは、顕在意識と潜在意識の間にメンタルブロックという壁があるからなのです。ある意味そのような壁があるからこそ同じことを何度も何度も繰り返してその壁を乗り越える必要性があるのです。
詳細を説明すると此処では書ききれませんが、速聴読をすると下の図のようにメンタルブロックを簡単に突き破り潜在意識に入っていくのです。

私ぐらいの年齢の方ならご存知の方もおいでだと思いますが、成功哲学のナポレオンヒルプログラムという非常に高価な教材が流行した時期がありました。今でもまだまだ根強い人気があるみたいですが、それも、高速で成功哲学を聴くことで潜在意識を成功哲学の意識に変えようというプログラムだったのです。当時は、なんであんなに早送りで聴いているのかなあと不思議に思っていたのですが、案外理にかなった手法だったのです。

なので、速聴読で取り扱う書籍は古典的な良書を中心に取り扱っていく予定です。

ちょっとコマーシャルみたいになってしまいましたが、詳細は同封している速聴読の説明会でお話しさせていただきますので是非ご参加くださいませ。

早期英語教育の弊害について

2月のYES通信では、今騒がれている大学入試改革がどのような背景から行われてきたのか?ということについて書いてきましたが、今回は今後の対応に向けて書いていきたいと思います。

3月に書くと言っておきながら今月になってしまいました。(涙)

大学入試が、就職活動のようになっていくと言われているのですが、そうなるとどのように変わっていくのでしょうか?ただ、試験が無くなるわけではなく良い成績を取っていた方がランクの高い大学を受験する資格を得ることが出来るので、勉強は今まで通り重要なのには変わりがありません。ただ、受験資格がある中においては点数では差がつかないということなのです。では、どのようにして決まっていくのかと

いうと。志望理由書の内容であるとか、面接での対応で決まっていくようになるのです。2月のYES通信でも書きましたが学校ごとにアドミッションポリシー(どんな学生に来て欲しいかを明確にしたもので、AО入試の根拠となるもの)を作ってそれに見合う学生をいろんな選考方式で合格させることになります。会社毎にあらゆる採用方式があるように、大学入試もどんどん多様化していくと予想されます。

そうなると本当に何が重要になるのでしょうか?今、企業の採用担当者が一番求めている能力はコミュニケーション能力だというアンケート結果が出ています。しかし、私はコミュニケーションを取る以前の「読む」「聴く」「書く」「話す」という国語力がしっかりついていることが大切なのではないかと考えています。

私は、ヘルスコーチジャパンというコーチングの普及に取り組んでいる団体のアシスタントをしています。そこで企業の方達のコミュニケーションスキル向上のお手伝

いをさせていただいているのですが、そこに参加される方々や塾の講師の上達具合を見ていると、やはり、国語力の高い人は上達も早いような気がします。

ただ、学生の場合、インプットが主流の勉強が多いのでアウトプットに慣れるまでが時間がかかると感じているので、アウトプットの練習をすることが重要だと思います。なので、小さいうちから国語の勉強だけでなく、作文にもしっかり取り組むことが重要なのだと感じています。

最近のお子様の特徴として、自分の考えを言えない、書けない人が多いので、小さいうちから、感想文や日記を書く練習をすることがとても重要なのではないかと考えています。作文は高校受験でも必ず出るのですが、高校受験のために練習するのではなく、将来のために小さいうちから取り組むことが重要だと思います。今後、YESでは速聴読の授業の際に、速く読むだけではなく感想文を書かせてアウトプットにも力を入れていきますのでご期待ください。

書籍紹介  世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?  山口周

 

この本は毎月1回実施している「読まない読書会」のメンバーで人事部長の役職についておいでの方が紹介なさった本です。子どもが読むには難しいとは思いますがビジネスマンで将来の幹部を目指すようなみなさんは読んで絶対に損のない本です。今までのビジネスエリートはMBA(経営学修士課程)で学んでいたのですが、最近のグローバルエリートはMBAではなく世界的に著名なアートスクールに幹部候補生を入学させているとのことです。それがなぜなのか?一見関係ないような経営とアートそこについて鋭い視線で書かれています。今までのMBAでの学びをサイエンス(論理)そしてアートスクールでの学びをアート(感性)と定義した上で、この競争社会を勝ち抜くためには感性が重要なのだと書いてあります。これだけ競争が激しくなると論理を学びその論理を駆使した戦略はみな同質化するというのです。確かに似たようなサービス、似たような商品だと価格競争になり、勝てない土俵で戦う羽目になるというのです。そこで重要なのが感性であり直観なのです。私も美意識とは全く無縁の人間だったのですが、これからそろばんや速聴読などの右脳教育の充実を図ることで私自身もっと直感力を磨き美意識も高めていきたいと考えています。美術や音楽、図工等は案外軽く見られがちですが生きていく上では重要な科目なんだと見直すきっかけになりました。