YES通信Vol.142 2025年3月

糸島学習塾YESより大切なみなさんにお届けします。
いよいよ明後日月曜日は公立高校入試の合格発表の日です
毎年のことですが本当にドキドキです
先日の日曜日に卒業生とのボーリング大会を実施しました。
生徒達も講師達もとても楽しんでくれました。
みんなの笑顔を見ていたらこの仕事をやってて良かったなあと思います。
卒業生たちには高校に進学しても頑張って欲しいです。
今月のYES通信は
1 第6学区の特色化選抜と一般入試についての考察
2 米や野菜の価格高騰の救世主!
3 書籍紹介 「好き」を言語化する技術 三宅香帆作
となっています。
みなさんよろしくお願いします。
第6学区の特色化選抜と一般入試についての考察
2019年度入試から導入されて、それから徐々に広がりを見せた特色化選抜ですが、今年は大きな制度的な変化はありませんでした。筑前以上の上位校は特色化選抜を導入をせず、導入していた高校も募集定員はほとんど同じでした。
しかし、相変わらず特色化選抜人気が高いため、糸島高校や糸島農業高校ではとても高い倍率になりました。特に糸農はとても高い倍率でした。
米や野菜の価格急騰で農業人気が高まったのでしょうか?それとも「おむすび」効果なのでしょうか?農業生産に関係の深い園芸技術科は定員40名のうち特色化選抜は32名が内定者上限数でしたが志願望者は39名と倍率は1.21倍でした。なので、農業人気とは一概に言えない状況です。他の科は更に高い倍率でした。
動植物活用科が2.06倍、食品科学科1.62倍、生活科学科が1.56倍と開業以来20年、見たことの無い高い倍率になりました。糸農おそるべしです。
その後の一般入試も、.もの凄い倍率で、合格内定者を除いた実質倍率は、園芸技術科1.67倍、動植物活用科2.67倍、食品科学科1.75倍、生活科学科2.00倍となりました。修猷館の実質倍率が1.84倍であることを考えるといかに高いかがお判りになると思います。
糸島高校は、特色化選抜は260名が内定者上限数でしたが志願者は343名と倍率は1.32倍でした。昨年に引き続き特色化選抜の人気は高かったです。一般入試の実質倍率は1.06倍でした。上位校の修猷館、城南、筑前は特色化選抜を導入していないので、例年とさほど変わらない倍率でした。
特色化選抜の導入で一番大きく変わったのは定員数が少なくて特色化選抜で多くの人数を決めるところです。その一番良い例が糸島農業高校ではないかと思うのです。特に今年のように人気が高い年は、倍率がとても高くなるので、極力、特色化選抜での合格を得たいと思うようになると思います。
特色化選抜で90%を超える合格者を出すなんて一般受験を受ける生徒からすると地獄以外の何物でもありません。他県では特色化選抜では半数までとかのガイドラインがあるみたいですが福岡県は何も制限がないので異常な気がします。
そのようになると内申点の重要性が今まで以上に高まってきます。最近では成績が良くても糸島農業高校を志望する人が増えてきているという情報もあり、今後もこのような状態が続きそうな気がしています。
昨年と比べても内申点の重要性が浸透してきたのか、糸島高校でも内申点のボーダーが上がってきているような気がしてなりません。昨年だったら絶対合格出来ていたような生徒が不合格になり一般入試を受験しました。糸島農業高校は倍率が上がったことで確実にボーダーが上がってしまいました。
一般入試の難易度も糸島農業高校は相当上がっています。これに拍車をかけているのが第二志望校制度です。昨年から実施されているのですが、一般入試で点数が足りなかった場合に定員割れになった高校を第二志望に選択できる制度があるのです。第六学区ではこのところ毎年、早良高校と玄洋高校が定員割れを起こしているので、これらの高校を第二志望にすると、仮に、点数が足りなかった場合でも第二志望の高校に合格できる制度があります。
なので、倍率が高くても糸島農業校を受験する生徒が増えてきているのかなあと考えています。
来年は、高校授業料無償化の話も出ているので、まだ何とも言えませんが、このまま来年も同じような条件なら厳しい受験になりそうです。
米や野菜の価格高騰の救世主!

最近では、毎日のように米や野菜の高騰、食品の値上げなどの話題ばかりが目に付くようになってきました。令和の米騒動等の声も出ていて全く収束のめどが立っていません。
それどころか先行きを不安視するような声が出始めています。
幸いにして我が家では、野菜はコロナ禍から始めた家庭菜園が功を奏して、順調に収穫が出来ているので、あまり、被害を受けていないのですが、毎日、スーパー等で調達なさっていらっしゃる方はとても心配なのではないかと感じています。
私もこれまで、度々、YES通信でも家庭菜園をお勧めしていましたが、まさにこれからは家庭菜園の時代ではないかと考えているのです。野菜は買う時代から楽しんで作る時代に入ってきているのではないかと考えています。
今回のコメの価格高騰ですが、いろいろな説が噂されています。農林中金が多額の損失を出した穴埋めを農協がしているので農家から安く買って高く売っているとか、輸出に力を入れていて、輸出額が過去最高を記録しているせいだとか、茶碗26億杯分の米が不明だとか言われていますが、一番現実的なのは米の流通業者が直接農家に買い付けに行っているのではないかという話です。農家側も農協に出すよりも高く買ってくれるところに出しているのではないかとのことです。
良くも悪くも市場の原理で動いているということです。最近になって備蓄米を国が放出するみたいですが果たしてどれだけの効果が出るかは疑問です。
私の家庭菜園のレベルでも、やはり植え時のタイミングが難しく、暑すぎたら植えたものが枯れてしまい、気候が良くなって植えたものの、今度は遅かったために寒くて大きく育たないのが現実です。昨年から高騰しているキャベツだけではなく、今年も玉ねぎなども不作で高くなりそうな気がしています。農家の廃業も増えているようですし、これから益々値上がりしていく可能性もあると考えています。
最近、私の周りでは家庭菜園をする人がどんどん増えています。糸島の立地ならではの趣味なので、チャレンジしてみられるのも良いと思います。庭が無くてもベランダでも出来ます。今迄は休日に外出して使っていた出費が減り、おいしい野菜が収穫できる等多くのメリットもあります。まさに家庭菜園は価格高騰の救世主です。
書籍紹介 「好き」を言語化する技術 三宅香帆作
久しぶりに積文館に行ったら売上ランキングの2位ということで買ってみました。1位の本は『「老けない人の習慣」をぜんぶ集めました』という本だったのですが、こちらの本が面白かったので紹介させていただきます。
今はSNS時代でみなさんの中にもSNSで情報発信なさっている方も多いのではないでしょうか?生徒達もかなりの人がSNSをやっているのではないかと推察いたします。そのような中、この本はSNSという日常のツールを使って、SNSを自分の発信力を身につける学びの場にする本です。
また、人とコミュニケーションを取る上での重要な事が書いてあるのでとても勉強になると思います。そのデーマが「推しの素晴らしさを伝える」ということです。「この本良かった」「あの映画良かった」「あのお店良かった」等自分が感動したことをSNSで発信する際に、本当に伝わっているかな?頓珍漢な内容になっていないか?どのくらい反響があるのか?伝えたいけど言葉が出て来ない等いろいろな悩みがあると思います。そんな悩みがあったらこの本を読むといろいろな気づきがあるはずです。
この本を読むと先ずは書き上げるだけで偉い!と思えるようになり、失敗が成長になることがわかり、普段のSNSが自分の成長につながると思える本でした。
↓ 過去のYES通信です
体験授業を受けたい方やご相談はこちらです↓
この記事へのコメントはありません。