YES通信Vol.118 2023年3月
糸島学習塾YESより大切なあなたへお届けします。
やっと今期のすべての行事が終了しました。
先週の土曜日には講師の懇親会と生徒との送別会を実施しました。
また、公立高校の発表も終わり2年連続で公立高校入試は全員合格でした(^^)/
コロナでなかなかできなかった懇親会も最後の最後で実現できて本当に良かったです。
また恒例の送別会では卒業生の輝かしい笑顔を見ることが出来ました。
今月のYES通信は
1 就職活動でもテストがあることを知っていますか?
2 特色化選抜と推薦入試の違いって何?
3 書籍紹介 大東亜論第一部 巨傑誕生篇 上巻 小林よしのり著
となっています。みなさんよろしくお願い致します。
1 就職活動でもテストがあることを知っていますか?
就職活動は、通常面接で決まりますが、一部の企業ではSPIという試験を課す会社があるのです。
最近の大学生は就活の時期なると必ずと言っていいほどSPI試験対策をしています。
SPI試験とは、リクルートマネジメントソリューションズが開発したテストで、Synthetic Personality Inventoryの略です。
就活ではエントリーシート(ES)や面接による選考も行われますが、限られた情報や時間の中で、選考する学生の能力や人となりを深く知るのは大変です。そこで多くの企業は、適性検査と呼ばれるテストを活用しています。その適性検査の一種がSPI試験です。
SPIの出題内容は「能力検査」と「性格検査」の2つに分類されます。
「能力検査」に関しては、企業は「能力検査」を通じて、異なる職種でも共通して求められる「知的能力」を測っています。具体的には、課題に対して合理的に思考したり、定めた目的に沿って行動したりして、効果的・能率的に事態を処理していく能力を測っているのです。
「高い得点を取らないと、ダメなのでは…」と不安になる方ももいらっしゃるもしれませんが、企業は「自社が求める能力水準を満たしているか」という観点で見るため、能力検査の水準は企業によって異なります。ただ、高い方が選択肢が広くなるのは間違いないです。
能力検査には、「言語分野」と「非言語分野」の2種類の問題があります。企業は、以下の観点で能力を測ります。
言語分野…言葉の意味や話の要旨を的確にとらえて理解できるかどうか?
非言語分野…数的な処理ができるか、論理的思考力があるかどうか?
また企業によって、能力検査に「英語」や「構造的把握力」の問題が出題される場合もあります。
英語能力検査では、英語能力のベースとなる語彙・文法の理解力とそれを用いる際の流暢さと、読解力を多角的に測定するために、20分間で30問程度、選択肢式で出題されます。しかし、英語に関してはTOEIC等の検定を採用している企業が多いのであまり、利用されていません。
構造的把握力検査は、ものごとの背後にある共通性や関係性を、構造的に把握する力を測定します。与えられた情報の構造を自分なりの観点で捉えなおし、複数の可能性があるなかから共通の構造を見出すような問題が出題されます。しかし、これも特殊なケースでのみ活用されているようです。
「性格検査」では、応募者の人となりを測定しています。日ごろの行動や考え方などに関する多角的な質問から、その人がどんな人なのか、どのような仕事や組織に向いていそうかなどを把握します。
以上がSPI試験の概要となりますが、大学生達が就活中に対策をしているのは、能力検査のうちの言語分野と非言語分野(数的処理)です。
ただ、対策をするとすぐに効果が出るかと言うとなかなか結果が出ないのが現状です。問題慣れはするけれども短期間で基本能力が向上することはあまりないのが現状のようです。
文系の学生が一番苦労するのが、非言語分野(数的処理)です。どうしても短期間でこの分野を克服するのは厳しいようで、公務員試験でも必ず数的処理の問題は出題されるので、苦労している姿をよく目にします。
糸島学習塾YESではこの言語分野の問題と非言語分野(数的処理)の問題に対応したEQジムを導入しています。頭の柔らかい早い時期にEQジムに取り組んでおくことで、将来のSPI試験や公務員試験に備えることが可能なのです。
しかも、EQジムは「とても楽しい」と評判の学びなので是非体験してみてください。自頭力の強化に最適なプログラムとなっています。
2 特色化選抜と推薦入試の違いって何?
みなさんの中には、「今年は糸農の倍率がとても高くなっている」とか「昔と違って早目に高校合格が決まっている」等の情報を耳にされた方もいらっしゃると思います。
その原因となっているのが特色化選抜というものなのです。
年明けからは「特色化選抜について詳しく教えてくださいとの相談が多いので、今回は特色化選抜と推薦入試の違いについて解説したいと思います。
その前に何故推薦入試との違いを解説するのかと言うと、特色化選抜も推薦入試も受験方法は面接、小論文、適性検査、実技検査、調査書などとなっており学校や学科ごとに違いはあるものの同様の専攻方式になっています。
なので、特色化選抜も推薦入試も同じだと思っている方がとても多いからなのです。
まず、第1の違いはその出願資格にあります。特色化選抜の場合、出願資格を満たしていれば誰でも出願が可能です。それに対して推薦は出願資格を満たしたうえで、在籍学校長の推薦を受けなければならないのです。
推薦入試の場合は、この学校長の推薦を受けるという要件があることで、これがある意味一定の枠組みを決めることになるため志願倍率も毎年ある程度の範囲内に収まってしまうのですが、特色化選抜の場合、そのような枠組みが全くないため、人数の少ない定員のところに関しては、とても高い倍率になる場合が出てくるのです。
冒頭に書きましたが、「糸島農業の倍率が高くなった」というような噂は、糸島農業の学科は定員が40名と少ない事に加えて、32名が特色化選抜の募集定員なので人気が出たらすぐに高い倍率となってしまうのです。
第2の違いは、実施日と言えるでしょう。推薦入試が2月の上旬に実施されるのに対し、特色化選抜は1月の下旬に実施されます。そして特色化選抜の合格内定発表日が1月末となっています。
このタイミングは、私立の受験費用の払い込みのタイミングと近いため詳細のスケジュールを確認して無駄な費用を抑えることが可能となります。
これは思いもよらぬ特色化選抜のメリットとなっています。保護者様からもこの話はよく聞くので喜ばれている方は多いと感じています。
私立の受験費用や入学金は、学校側にも言い分はあるのでしょうが本当に無駄なお金なので節約できるのはありがたいです。
ただ、特色化選抜も推薦も内申点が高ければ高いほど選択肢が増えますので、日ごろの学習の重要性が増してきています。
一発勝負の受験だけではなく、日ごろの努力を見てもらえるので、コツコツ型の生徒さんには良い制度だと思います。
今年は当塾では、公立入試は特色化選抜、推薦入試、一般入試と全員合格だったのでとても嬉しいです。
3 書籍紹介 大東亜論第一部 巨傑誕生篇 上巻 小林よしのり著
教科書には出てきませんが、日本には中国の孫文や蔣介石、インドのラス・ビハリ・ボース等の民族主義者に多大な援助をしていた頭山満という偉人がいました。
15年ほど前に私が尊敬している方の紹介でその存在を知ることが出来ました。
西欧諸国が戦後の日本人にその存在を広めたくなかった大物の一人なのです。
その頭山満が主人公になった漫画です。
私がこの本を手に取ったのは私の友人から小林よしのり氏が頭山満の漫画を描いていたと聞いたからです。
それまで私は小林氏の本は読んだことがありませんでした。読む前からなんか絵のタッチが過激で何故か読む気がしなかったのです。
しかし、知人から勧められたことと私が凄いなあと感じていた頭山満が主人公だったことで今回初めて読んでみました。
読んだ感想はめっちゃ面白かったです。昔の日本人は凄かったと多くの人が口にしますし、私もそのように思っていますが、この本を読むととてもリアルに当時の様子が伝わってくるのです。
昔の人は政治家だけでははなく多くの人が自分のことだけではなく日本のことを考えていたのだということが伝わってきて、私たち大人がもっとしっかりとしないといけないと反省させられました。
小林氏の本はまだまだ他にも面白そうな本があるので楽しみながら勉強していきたいと思います。
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