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漢字検定を実施します

 

糸島学習塾YESでは年に2回2月と8月に漢字検定を実施しています。

いよいよ来月、漢字検定と数学検定を実施します。漢字検定は7回目、数学検定は3回目となります。今回はその検定をいかに有効に活用するのか?塾と教育という会報誌に漢字検定協会、数学検定協会、英語検定協会、思考力検定の主催者である好学出版の方々の座談会の特集がありましたので、そこから抜粋してご案内させていただきます。

まず受験者数の動向ですが、少子化の中コロナ以前の受験者数にどの検定も戻ってきているとの事でした。その要因としては、入試優遇に活用する大学が増えてきていることが挙げられます。英語は入試に民間試験を導入すると3年程前に話題になったので記憶に新しいと思いますが、数学検定も国立大学の一般入試で入試優遇として使われ始めていて、今後その流れが加速していきそうだとの事でした。その要因としては共通テスト数学の難化にあるそうです。

昨年の共通テストの数Ⅰ・A、数Ⅱ・Bのいずれも平均点が低く、以前は満点の受験生が続出していたトップレベルの高校でも満点を取る受験生が激減しているのです。つまり、数学では力の差が出にくいため、この流れを受けて共通テスト利用していた私立大学も検定にシフトしてくる大学が増えるだろうとの事でした。

また、高校の調査書の様式が変更されていることも検定の追い風になっています。以前は部活や資格検定の記載欄がまとめてひと枠でしたが、現在は「資格検定」の枠が各学年に設けられています。これは検定に注目しているという大きなメッセージになっています。糸島エリアでも昨年から高校入試で特色化選抜の枠が急拡大しているので、自己アピールするうえで大きなポイントになりそうです。

入試における検定の評価について大学側を調査した結果、「コツコツ学習した姿勢を評価する」との回答がありました。主体的に学習してきた証として認め、評価あるいは参考にする大学は少なくありません。学費免除や試験を免除する大学も出て来ています。

特に高校から大学への学校推薦は、客観的な指標で選抜しなければならないため、検定を取得していることで、学校側は後押ししやすくなるとの事でした。このようなメリットがあることをぜひ知っておいて欲しいと思います。今の小学生が大学受験をする頃にはもっと検定の活用が進むのではないかと考えています。

検定に関してはこのようなメリット以外にも学習ツールとしてのメリットがあると私は考えています。勉強に関しては通常の学習と復習があるのは皆さんご存じだと思います。復習をしっかりとやることで学力の定着が図れるのですが、なかなか復習をする機会がありません。夏休みの課題くらいなものです。塾では必ず夏期講習や冬期講習という名目で復習をします。これは学力を定着させるうえでとても重要だからです。

塾に通っていない生徒の中には、小学生の時は出来ていたのに中学のテストで全然できなかったという場合があります。小学校のテストは授業後にすぐテストがあるのでその時は出来ていても、定着していないのですぐに忘れてしまうのです。

そのために復習をして欲しいのですが、なかなか目標が無いと取り組めるものではありません。そこで検定を受験するという方法があります。検定はある程度学年ごとに級が設定されていますので、その都度受験をしていたら、入試前に慌てて復習する必要性がなくなります。

特に受験でも重たい科目である英語や数学がしっかり復習が出来ていると受験前に相当余裕が出てきます。また合格が目標だとやる気も出てくるので最適な復習になるのではないかと考えています。

昨年、筑前を推薦で受験した生徒は高校範囲の英検準2級と数検準2級に合格していました。高校の予習が出来ているので高校ではかなり上位に行くとは思っていましたが、何とその生徒は学年5位の成績を取ったそうです。

得意科目は予習に活用して高校での上位を目指す作戦にも活用出来そうです。