YES通信Vol.103 2021年12月
糸島学習塾YESより大切なあなたへお届けします。
中1の時点で勉強がとても苦手だという生徒が入ってきたのですが、模試ではなんと県で最下位でした。その生徒が速聴読を受講しているのですが、今回急に語彙力が上がったのです。
しかも、なぜか政治経済の分野だけ。
不思議に思い何故なのかを本人と話をしたら、最近YouTubeで財テクの動画に興味を持ちFXの動画を見ているということでした。
やっぱり、自分から学びだすと頭に入っていくものなんですね~
今後の彼の成長が楽しみです♪
今月のYES通信は
1 特色化選抜って知っていますか?
2 日商検定を受験する意味とは?
3 書籍紹介 最後は「免疫力」があなたを救う 堀泰典 安保徹 著
となっています。みなさんよろしくお願い致します。
1 特色化選抜って知っていますか?
平成31年度から導入された特色化選抜ですが、今年は導入する高校が急に増えてきました。
導入初年度は早良高校が、そして昨年玄洋高校が導入しました。しかし、今年は糸島農業高校、福岡工業高校、そして、市立の西陵高校、福岡女子高校が導入したことで、特色化選抜での受験がめっちゃ増えています。
私立の専願と合わせると受験生の半分以上が3月の入試の前に進路が決定してしまいそうです。
ちなみに特色化選抜は、学校の特色にふさわしい生徒の入学をより一層促進する観点から、生徒の多様な個性を積極的に評価する「特色化選抜」を実施するとなっていますがいったいどのようなものなのでしょう?
推薦入試と良く混同されるので「推薦入試」と「特色化選抜」との違いを説明しましょう。
名前になじみがないので大きく違うような感じがしますが、あまり大きな違いはありません。
しいて言うなら、推薦は、学校長から受験資格をもらい受験方法は面接、小論文、適性検査、実技検査、調査書などです。
特色型選抜は、自己推薦で受験方法は、面接、必要であれば実技検査、小論文、調査書などです。
在籍している中学校の校長先生の推薦が必要となる「推薦入試」と違い、特色化選抜は自己推薦で出願することが可能です。
ただし、他校の特色化選抜や推薦入試と併願することはできず、合格内定となった場合はその学校に確実に進学することが前提となります。
仮に特色化選抜で合格内定とならなかった場合は、一般入試に出願することが可能です。
特色化選抜の出願時の注意点は何でしょうか?
2022年度の特色化選抜は、願書受付が2022年1月18日(火)から24日(月)正午まで、試験が1月26日(水)・27日(木)、合格内定通知が1月31日(月)と発表されています。
このタイミングは、私立の受験費用の払い込みのタイミングと近いため詳細のスケジュールを確認して無駄な費用を抑えることが重要です。
また、この時期は私立専願入試が実施される頃でもあります。近年、大学系付属校の人気や授業料無償化などの影響もあり、専願入試で私立高校への入学を決める生徒も少なくありません。
こういった背景もあり、特色化選抜は公立高校の入学者減少を抑えるために出来たとも言われています。
これまで公立高校(特に下位校)は私立高校の影響を受けて受験者が減ってきています。それを防ぐための策が、特色化選抜での早目の生徒獲得であると考えます。
そこにこそ大きな狙いがあるのではないかと考えています。
個性重視の入試はとても聞こえはいいのですが、この制度を利用して生徒の早期獲得競争がどんどん激化しています。
大学受験も半数以上が推薦等で決まる時代になり、大学での学力格差の問題が指摘されています。推薦等で合格した生徒と一般受験で合格した生徒との学力差が著しいからです。
これが高校受験でも目の前に迫ってきているのです。
ここ数年、私立を専願で受験する生徒が増えてきたことで、3月の公立高校受験者が年々減ってきていました。これが特色化選抜の拡大でさらに拡大することでしょう。
特色化選抜は修猷館、城南、筑前は導入していません。糸島高校も導入していませんが推薦枠を大幅に増やしました。下位校ほど生徒獲得に不安があるのでしょう。
このままでは、高校での上位校と下位校の学力格差はさらに広がっていきそうです。合格内定が早く決まることはとても良い事ですが、学力が一番伸びる時期に勉強をやめてしまうのはとてももったいない事です。
昨年、筑前に推薦で合格した生徒は早めに高校の予習を始めました。その結果、高校で1番が取れたと報告がありました。
是非、特色化選抜や専願で早目に進路を決めた生徒は、先を見越して頑張って欲しいと考えています。
2 日商検定を受験する意味とは?
先日、ピコの全国の先生がオンラインで集まり勉強会を実施しました。
そこで検定の意義を議論した際に、こんなに各教室で温度差があるのか?と実感しましたので、話の内容を共有したいと思います。
まず検定に関しては、検定費用そのものがもったいないとの声があります。
私たちの教室でも以前はこのような声があったのも事実ですが最近ではなくなりました。本当に嬉しい事です。
次に「検定に落ちたらもったいない」、「検定に落ちることで生徒がやる気をなくす」という意見で、これは大多数の教室が同様の考えのようでした。
しかし、良い教室であればあるほど、落ちることよりも目標の無い学習をすることにこそ問題があるという発想で検定に取り組まれていました。
ピコの検定は毎月受験できますが、日商検定は4か月に1回しかありません。
なので、4級に合格したら次の日商検定では受験する前提で取り組むことで姿勢が全く変わってくるとのことでした。
確かに、うちの教室でも受験する生徒の頑張りは目を見張るものがあります。
その頑張りが継続したら受験費用なんて安いものです。1級の受験費用は2000円ですがひと月に換算すると500円です。その費用で集中力とやる気が高まるのです。
東京の井上先生は3級に合格したら2級の受験資格がある、それなら受験しないともったいないとおっしゃっていました。なんとなく頑張って合格レベルに達したら受験するのではないのです。
最後にピコの社長は日商検定を受験することで得られる経験を3つ話されました。
①日商検定は試験監督のおじちゃんがめっちゃ怖くプレッシャーをかけて来るそうです。でかい声で「よーい始め」というのでとても緊張するそうです。
②日商検定の合格率は3級が6割、2級が4割、1級が2割なので落ちた生徒がかなり受けに来るそうです。その落ちた経験がある子たちの中には初めての子たちにマウントを取ってくる子がいるそうです。そんな経験もいい経験になるそうです。
③そろばん経験者のお母様のプレッシャーがとても強いらしく、そのお子様の目が血走っているそうです。特に女性同士の間ではそのような関係が出来上がる可能性が高いらしく、女の子には目が血走っている子が多いそうです。
このような緊張感の中で受験する経験はかけがえのないものになるとの事でした。
今までのうちの生徒も塾では必ず合格点を取っていたのに本番では合格できない生徒もいました。
それだけプレッシャーがかかるのだと思います。是非このような環境に身を置いて自身を磨いて欲しいものです。
私達も今回はとても深い学びを得たので、生徒一人一人のやる気や保護者様の意向を踏まえて取り組みたいと思います。
3 書籍紹介 最後は「免疫力」があなたを救う 堀泰典 安保徹 著
この本は、元々私がなかなか治らない足の小指の痛みやひざの痛みを改善するために、いろいろと情報収集していたら、堀先生の「はだしで大地に立つと病気が治る」という絶版の本に出合ったことにはじまります。(kindleでは販売中)
読んでみてアーシングに興味を持ち、堀先生の動画を見たら直感的にすごいなあと思っていたところ、免疫学の第一人者であった安保徹氏との共著が今も販売されていると知って読んでみた次第です。
私達の体には免疫力が備わっていますがその根本的な知識をお医者さんは教えてくれません。
この本を読むと病気になる前の生活習慣や考え方が大切なのだと改めて勉強になります。
この本には現代的な生活で体内にたまった電気がさまざまな病気を引き起こしていることも書かれていて、「体内で落雷が起きている。放電しないと動脈硬化が進む。」という見出しで表現されています。
はだしで土の上を歩くとアーシングされるというのです。
最近ではアーシンググッズも販売されているので私も使用を開始しました。血行が良くなるみたいで冷え性体質である私の足先や手先が昨年よりかなり改善されてきています。
病気になった時の対処療法だけではなく、病気を予防するための免疫力向上のノウハウを学びたいものです。
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