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YES通信 2017年11月号 VOL54(糸島学習塾YESより大切なあなたへお届けします)

なくなる仕事そして新しく生まれる仕事

 

友人からの紹介で、今、お笑い芸人キングコングの西野さんの著書「革命のファンファーレ」を読み始めたのですが、“はじめに”を読み始めただけで少し衝撃を受けてしまいました。

 

そこに書いてあったのは、今の若者は将来の夢がないとか言われているけど、昔のように職についたら一生食える時代と違って、今ある仕事のほとんどがなくなるよっていう時代に夢を持つことやなりたい仕事を夢見ること自体があまり意味がないのではないか?というようなニュアンスのことが書いてあり改めて考えさせられました。

 

今ちょうど保護者面談をしているのですが、あるお母様からこんな話をお聞きしました。お子様が検査技師なりたいということで志望校の相談を学校の先生にしたところ、先生から「その仕事は将来無くなるよ」と言われてお子様がどこにしようか迷ってしまったとのことでした。私たちの時代には全くなかったことが今どんどん起きてきているのです。

 

あと10年で、今ある仕事の半分が無くなるとも噂されているほどです。信じがたい話ですが、書店や公衆電話が激減したことを考えるとあながち全くないとは言い切れない時代になってきています。

 

少し前になりますが3大メガバンクのみずほ銀行が1万6千人という全従業員の約30%をリストラすると発表しました。東京三菱UFJ銀行も全従業員の3分の1にあたる九千五百人、三井住友銀行も四千人のリストラを発表しています。

メガバンクと言えば就職時の人気企業でしたし、入社したらその後は悠々自適の生活が出来ると信じられていた企業です。

さらに、仮想通貨がスタンダードになったら銀行は必要が無くなるとも噂されているほどです。電気自動車の普及で日本の自動車産業も危ないという人まで出てきました。

 

本当にこれからの世の中はどのようになっていくのか?予想もつかないくらいです。

 

私が良く行っていた、飲食店が閉鎖になりました。

とても頑張っておいでだったのですが、コンビニが近くに出来たことでお客さんが取られたそうです。

私の感覚ではコンビニが出来たら来店客が増えるのではないかと昔の感覚で思っていたのですが、大間違いでした。

コンビニも生き残るためにレストランや定食屋さんと競合になるような商品を充実させているのです。

 

これからの時代はお店も人もどんどん変わっていかないと生き残れない時代になってきているようです。

数ヶ月前に出来た100円均一のパン屋さんを経営しているのが印刷屋さんだったり、コピー機屋さんが通信回線や電気を販売なさっていたりするのと同様にサラリーマンがダブルワークをするのが普通になってきているのも同じ流れなのではないかと感じています。

 

キングコングの西野氏も絵本を書いたり、ビジネス本を出版したりといろいろなことをなさっているみたいです。

 

消えゆく仕事が沢山ある中で、新しい仕事もどんどん出てきています。ピコ太郎やヒカキンで有名になったユーチューバーも昔では全くあり得ない仕事でした。

 

また、独立の敷居も非常に低くなっています。2年前の卒業生は、高校在学中から独学でビジネスをはじめ30万ほどを稼いでいました。そして、高校を卒業と同時に独立して経営者になりました。高校を中退した卒業生も整体の仕事をする傍ら廃品回収の仕事を自ら立ち上げてダブルワークをしています。最近の若い者は根性がないとか言われますが、とても逞しさを感じています。

 

このように私たちの常識では考えつかないような仕事が出てきたり、その気さえあれば簡単に独立出来たりする世の中になってきています。

 

このような時代を生き抜くためには常に学習して、情報収集をしていくことが求められるのではないかと考えています。今、学んでいることがそのまま情報集収の訓練にもなっていることを意識して欲しいと思います。私も若者に負けないように学習していきたいと考えています

 

古きを温めて新しきを知る

 

私が学生の時は故きを温(たず)ねてと習った記憶があるのですが、あたためてと読んでも良いそうです。温故知新という四字熟語にもなるくらい有名な言葉です。特に受験生は入試にもよく出てくる四字熟語なのでしっかりと覚えて欲しい熟語です。

 

「小学生のための論語」という本にはこんなことが書いてありました。この「温故知新」という言葉には勉強の本質が書いてあるのだと。「古いことを学び、そこから新しい知識を得る」ということなのです。新しい発明も古いことを知らないと生まれないのです。

 

勉強ってもともとは、先人の知恵を学び後人に伝えることから始まったのではないかと思うのです。

ハチに刺されたら痛いことやマムシに噛まれたら死んでしまうことを我々は先人から教わっているので、被害が最小限に食い止められているのではないでしょうか?その他にも稲の育て方や家の建て方など数え上げるときりがありません。

知っていることと知らないことで決定的な差が出ていたのです。

 

昔の人たちはそのような情報を学ぶために命がけで日本海を渡っていったのです。

最近では船や飛行機で海外に行くのはそんなに危険な事ではありませんが、遣唐使の時代などは目的地にたどり着けずに死ぬ確率が高いにも関わらず、学びたい一心で舟に乗り込んでいたのです。

それだけ学ぶことに価値があったのです。今は、時代が変わり、食べるものに困る時代でもありませんし、周りに危険が存在する時代ではないので、勉強のありがたみをあまり感じなくなりました。

また、義務教育になり、勉強自体が義務になってしまいました。

以前行った長寿のセミナーであった話なのですが、江戸時代とかが短命だったのは幼児期に死亡したり伝染病での死亡が多かったのに加え、今のように設備が整っていなかったために溝に落ちて死んだり、池に落ちて死んだりする人も相当数いたそうです。

今ならニュースとかに取り上げるような事故が昔は日常茶飯事に起こっていたのです。そのような事故が起こらなくなったのも先人たちの知恵を諸先輩方が学んできたからに他なりません。

 

今では、安全が当たり前、教育を受けるのが当たり前の時代になってしまいました。

しかし、このような時代だからこそもう一度学べる環境に感謝して、温故知新という言葉の本当の意味をかみしめる必要性があるのではないでしょうか?

 

これから私たちがやろうとすることのほとんどは、必ず誰かがやってきたことなのです。マラソンを始めるにしても勉強を始めるにしても我流でやるのではなく、必ず本を読んだり教わったりして、ノウハウを学んでから取り組んだ方が早く上達するのです。

 

書籍紹介   自分の脳を自分で育てる   川島隆太著

この本は以前大ブームになった「脳トレ」の開発者川島氏が書かれた本です。

自分の脳を育てるなんてそんなことできるの?どうやって育てるの?と思う方もいらっしゃると思うのですが、実は簡単な計算問題を解いたり、音読をしたりすることが脳を育てることにつながるそうです。

 

てっきり複雑な事をやった方が脳は活発に働くような気がするのですが、実は全く違うのです。

複雑な問題を解くよりも簡単な計算を早く解く方が脳は活発に働くのだそうです。

「それって今私たちがやっているそろばんや丹田音読にそのままつながっている」ととても嬉しくなりました。

この本を読むと改めてそろばんや音読の良さを認識出来て、今まで以上に自信を持って仕事に邁進できるようになりました。そろばんの生徒さんは今まで以上に集中して受けて欲しいと思いますし、そろばんを受けていない生徒さんも単純な計算や音読をおろそかにしないで、しっかりと取り組んで欲しいと思います。

 

また、この本には繰り返すことの重要性を脳に高速道路を作るという表現で強調されていました。

一回読んでわかっただけではまだまだ一般道路の状態だ、何回も繰り返してすらすら出来るようになった時が高速道路になった時だ、脳にたくさんの高速道路を通すことでたくましい脳になるのだと。この本は子供向けに書かれた本なので小学校高学年でも読めるのでお勧めです。

 

 

 

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