YES通信2016年9月号VOL40(糸島学習塾YESより大切なあなたへお届けします)
ネガティブな思考って良くないのでしょうか?
よくポジティブな思考とネガティブな思考はどちらがいいのか?という議論がなされます。
当然ながらポジティブな方が良いと思うのは、私だけではないと思います。私も、いままでいろんな本を読みましたが、ほとんどの本にはポジティブ思考になったほうが良くなるということが書かれていますし、セミナー等でもポジティブ思考をもてはやす傾向にあるので、いつの間にかそのような思考回路が出来上がっているのではないでしょうか?
しかし、知識とは裏腹にポジティブな気持ちを維持するのはなかなか容易ではありません。頭ではわかっていても気がついたらネガティブなことをついつい考えてしまっているのです。
先日、とある勉強会に参加した時のことです。私も、こう見えてネガティブなことを考えることが良くあって、その度に自分を責めていました。ネガティブなことを考えるから悪い出来事を引き寄せているのだとアドバイスを受けたこともあり、経営者として、もっとポジティブであらねばならい。そうしないとみんなに迷惑をかけてしまうと自分で自分にプレッシャーをかけていました。
しかし、その勉強会ではネガティブな思考は、問題を発見する能力であり、ある種の才能なのだと講師の方が仰ったのです。私は、ネガティブな自分を責めていたこともあり、その言葉を聞いて気持ちがとても楽になり、少し救われたような気持になりました。本当に私にとって、とてもタイムリーなありがたい研修でした。
確かにネガティブな言動は良くありません。ネガティブな言動をして喜ぶ人はいませんし、ネガティブな言動をすれば、自分を貶めることにしかならないからです。しかし、ネガティブな思考自体は悪いことではないのです。むしろ、問題をたくさん発見しているからネガティブになるのだし、向上心の現れであるので、むしろ誇らしい事なのではないかと思えるようになったのです。
ここまで書けば、みなさんにもネガティブな思考は決して悪いものではないということが、少しは伝わったのではないでしょうか?
話は変わりますが、みなさんは問題と課題の違いについて考えてみたことがおありでしょうか?問題と課題を区別して使っていますでしょうか?恥ずかしながら私も明確に区別して使うことが出来ていませんでした(涙)
問題というのは、達成したい目標なり、叶えたい夢を妨げる障害の事です。これに対して課題というのは、その問題を解決するために、自らに課す取り組みのことなのです。
問題は向上心があるからこそ出てくるものなのです。問題が出てくるということは向上心がちゃんとあるという証なのです。向上心が無ければ問題も発生しないのです。ただし、問題が発生したらそれを放置してはいけません。その問題を解決するために自ら課題を設定し、それに取り組んで、問題を解決しなければならないのです。
ネガティブな思考(ある意味才能)を発揮して問題を発見することはとても素晴らしい事なのです。しかし、私達は目の前に問題が沢山出てくるとそこで思考がぐるぐると堂々巡りになってしまい。思考も行動も止まってしまうようです。
実際私も、ネガティブな感情に浸っているときはただただ不安な感情を感じているだけで、思考が停止して行動も停止している時が多いのです。気がつけばこれじゃいけないと、気分転換をするだけで、発見した問題を放置しているのが現状でした。
この勉強会をとおして、くよくよ悩む時間があるならば、もっと課題を設定するために時間を使うことを意識せねばと大いに反省させられました。
また、ちょっとしたものの見方や考え方が変わることで、ずいぶん気持ちが楽になったり、やるべきことが明確になったりするものだと、改めて新しい環境で学ぶことの大切さを痛感した次第です。
最後に講師の方は「解決できない問題は問題として現れない」と仰っていました。これを信じて問題を課題に変換出来るよう頑張りたいと思います。
みなさん決断していますか?
最近、漢字って本当に良く出来ているなあと感じています。
問題も解決するまで問い続けるものですし、課題も自らに課すものです。まさに読んで字のごとくだと感じています。
それでは決断というのは、決めて断つと書きます。私達は決めることはたびたびしています。痩せたい。資格を取りたい。○○点とりたい。○○に合格したい。等々いろいろな事を決めています。
しかし、決めるだけでは決断にはなりません。何かを得ようとしたら何かを断たないといけないのです。今までと全く同じ生活をしていたら今までと同じ結果しか得られません。
痩せたいと思っているのに、同じ食生活や同じ生活を送っていたのでは「痩せる」という結果は得られないのです。
「実際に痩せるためには。大好きな甘いものを食べる事や食べ過ぎてしまう事や飲み過ぎてしまう事を断ち、ゴロゴロとしている至福の時間も断たねばならないかもしれません。
決めることと断つことをセットにすることで大きな結果が得られるのです。
でも、人間とは弱いものでそういう私もなかなか断つことが出来ずに困っています。
昨日、テレビで収納の達人が収納のコツを披露なさっていたのですが、一番のコツは先ずはいらないものを捨てる事だと仰っていました。
私達がいろいろな事に挑戦しても全く結果が出ない状態というのは、まさにこれに似ているなあと見ていて思いました。
私は、片づけでもなかか捨てることが出来ずに困っていました。結局捨てることが出来ないから片付かないのです。
もっと断捨離して物が減ればもっと片づけやすくなるのかなあ~と思うと共に、もっと結果を出すためには辞めないといけない習慣が沢山あるのは?と反省させられました。
みなさんも何か成し遂げたい目標なり、夢なりが出てきて、本当にそれらを叶えたいと思うならば、止めるべきこと断つべきことは何かを考えましょう。私も意識したいと思っています。
それともう一つ大切なのは学習です。自己啓発セミナーの第一人者であるジェームススキナー氏は「学習が決断の質を高める」と仰っています。
私達は人生において様々な決断をしています。その決断の質を高めるのが学習なのです。
決断する時にそれに関連する情報を学習して、たくさん持っている人と情報をあまり持っていない人とでは、どちらが良い決断をする可能性が高いでしょうか?
当然、情報をたくさん持っている人が良い決断をする可能性が高いのです。
九大生が企業から人気があるのも学習を今までしっかりしてきているし、学習が得意だからではないでしょうか?
そのような社員の方が良い決断をする可能性が高いからなのです。学習って大切ですよね♪
しっかり学習して決断の質を高めると同時に、止めるべき習慣は何かを明確にして止めることが出来れば夢は叶うはずです。
書籍紹介 伝える力 池上彰著
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この本はニュースやバラエティー番組でお馴染みの池上彰さんが書かれたものです。
私が池上彰さんの事を知ったのは、今大学3年の講師が、中学2年の時に将来池上彰のようになりたいと言ったからでした。
当時、池上彰さんのことは存じ上げていなかったのですが、それからどんどんテレビに出られるようになりました。
この本を読んで興味深かったことは、池上さんが『週刊こどもニュース』で子供たち相手に苦労なさったことが、後の池上さん成長に繋がっているという事でした。
如何にわかりやすく話すのか?どうしたら難しい言葉をわかりやすく伝えられるのか?子ども相手の時だけでなく何事にも通じることだと改めて感じました。
また、池上さんは相手の話をしっかりと聞くことが、結果的には伝える力を強化することにつながると書いてありました。
その真摯な態度が成長につながっていったのでしょう。相手を惹きつけるためには相手のことを深く理解することが大切なのです。
小手先のテクニック論ではなく、書いた原稿を音読して確認する事など、私達が省いていることを当り前のようにやることの大切さを教えさせられる本です。
学問に王道なしと言いますが、まさに地道な努力の積み重ねが大切だと教えてくれる本でした。
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