YES通信Vol.117 2023年2月
糸島学習塾YESより大切なあなたへお届けします。
今年は2名の生徒が中学受験にチャレンジしました。
1人は10月からあと1人は12月からのチャレンジでした。
中学受験は通常4年生からと言われています。今までこんなにギリギリでのスタートは初めてでしたが二人とも短期間でとても成長してくれました。一人は舞鶴付属誠和中学に合格しましたが、残念ながらあと1人は唐津東中学にあと一歩及びませんでした。しかし、適性検査Ⅰの方は合格ラインを超えていて大きく成長してくれました。
先日本人と話をしたら高校受験に向けて頑張ると言ってくれたのがとても嬉しかったです。
中3生も26名の受験生中21名の進路が決定しました。
今年は公立特色化選抜で9名、公立推薦で7名、私立の専願で5名の進路が決定しました。
受験前と比べて生徒たちが子供から青年に成長したような気がしています。
改めて受験は人を成長させるのだと実感しました。
今月のYES通信は
1 共通テストの分析でわかる速読とそろばんの良さ
2 「行きたくない」は「やめたい」ではない
3 書籍紹介 できる子はやっぱりそろばんをやっている 塩澤雄二著 石戸謙一監修
となっています。みなさんよろしくお願い致します。
1 共通テストの分析でわかる速読とそろばんの良さ
先日、令和5年度大学入学共通テストが実施されました。
速読で有名なSRJさんのメルマガから引用させていただきます。
国語の文字数は昨年度から約3000文字増と大幅に増えました。難易度は、古文、漢文は昨年並みでしたが、現代文がやや難化したといえます。
文字数は約24,060文字で、昨年より約3000文字増えました。なんと原稿用紙60枚分の文章を読んで問題に答えなければならないのです。読むのが苦手な生徒にとってはまさに地獄です。
他の教科では、世界史Bで約6000文字数が増えました。数学の文字数も昨年に比べると増加していますが、取り組みやすい問題となりました。
それでも試験時間に対して文字量は多いため、時間配分が大切になってきています。
また、複数の文章や資料を読み解く問題が全科目出てきており。多くの資料を読み、概要を把握しながら問題を解いていく力は必須であり、その土台として、思考力と基礎的な読解力を身につけておくことが必要であるといえます。
最近、中学生の保護者様から「最近の中学生の定期テストはめっちゃ難しくなりましたね」という話をよく耳にするようになりました。
ぱっと見、文字が多いのでとても難しく見えてしまうのです。数学の問題でも、これって国語の問題じゃないの?と思うような問題もあるのです。それほど、問題の傾向が変わってきているのです。
だからこそ、速読力があったり、そろばんで鍛えた早い処理能力があったりするのは大きな武器になるのです。
そのようなこともあって、このところうちの塾には紹介で生徒が来てくれているのではないかと思うのです。
一般的には、試験では解く時間や書く時間に約6割が必要と言われています。
図のように、日本人の平均読書速度は500〜600文字のため、通常の速さで読んでいては解く時間が足りなくなってしまいます。500文字で読んだ場合は16分時間が足りなくなってしまいます。制限時間のある試験では読書速度の違いによって時間配分に大きな差が生じます。
余裕を持って試験に取り組むためには、平均読書速度(1分間に500文字)の2~3倍が必要となります。1200文字で読むと余裕が12分もできてしまうのです。
また、複数の文章や資料を読み解く問題では、読む力だけではなく、判断力や記憶力も必要となります。そのような力はそろばんや速聴読で右脳を鍛えることによって身に付く能力であるため、このような問題への対応もかなり出来るようになるでしょう。
昔のテストは、知識の量で勝負が決まっていましたが、これからのテストは知識の量もさることながら、処理能力が高くないと点が取れないようになってきているのです。
先月のご案内で、速聴読やEQジムの2か月無料体験のご案内をしていますが。3月末申し込みまで受講可能ですので、是非この機会に体験していただけると嬉しいです。
2 「行きたくない」は「やめたい」ではない
今月、書籍コーナーで紹介している本の中には習い事を受けさせる上での保護者としての心構えが書いてありました。その中でとても参考になることが書いてあったので紹介したいと思います。
子どもが習い事に「行きたくない」と言い出すとすぐにどうしようか?と悩むと思います。そこで、これが長期化してしまい、退塾につながると言うパターンがあります。
この本に書いてあったのは、「いきたくない」は「やめたい」ではない。ということ行きたくないには何かその理由があります。その理由をしっかりと聞いて、その問題を克服して乗り越えることで、初めて成長できると書いてありました。
困難を克服することが成長につながるのです。
以前、経営の勉強会で「経営をしている以上は次から次に問題が出てくることは仕方が無い事だ、成長しようとしているからこそ問題が出てくるのだと、しかしそこで良い会社と悪い会社には大きな差が出てくるのだと。悪会社は問題がある問題があると言いながら問題に必死に対処しているだけだと。反対に、良い会社は『問題』を『課題』にかえて取り組んでいるからどんどん良くなるのだ」という話を思い出しました。
ですから保護者さんや私たちの役目は、お子様の「行きたくない」理由をしっかりと聞き出してその「問題」を「課題」に変えてお子様が乗り越えるサポートをすることではないかと思うのです。
実際に、本当に問題児だった生徒が中学でもそろばんに取り組んでいる姿を見るたびに、多くの生徒がこのようにいろんな問題を克服して成長していって欲しいなあと思います。
反対に、そろばんをやめた生徒が、後にまた英会話をやめたとか塾をやめたとか習い事を転々としているという話をよく耳にします。
何事も最初は楽しいかもしれませんが、難しくなってくると、苦しくなって行きたくなくなります。そこで、逃げてしまうと同じことの繰り返しになってしますのです。
そうならないためにも、そんなときには是非、先生や私に相談をしてください。電話でもアプリでも構いません。昨年末からアプリを導入して、保護者様とのコミュニケーションが格段に取れるようになりました。
ぜひ活用していただきお子様の成長につなげて欲しいと考えています。
ある本に「世の中に楽しい事はないのだ」と書いてありました。
「本当に楽しい事」というのは、苦しんで苦しん、努力して努力したその先で結果が出た時に「本当の楽しさが」があるのだと書いてありました。苦しんで努力したからこそ本当の喜びがあるのです。
生徒達には本当の楽しさや喜びを味わって欲しいと考えています。
3 書籍紹介 できる子はやっぱりそろばんをやっている 塩澤雄二著 石戸謙一監修
この本は日本珠算連盟の理事長であり石戸珠算学園園長の石戸氏に塩澤氏がインタビューしたことを中心に取材したことをまとめた本です。
そろばんの個別指導はピコの専売特許だとおもっていたら、石戸珠算学園も個別指導にして成長してきたことを知り、少し驚きました。
内容に関しては、そろばん教室を選ぶポイントが書いてあり、その条件をクリア出来ているのか?改めて初心に帰ることが出来ました。
特にサービスの面では子供や親に対して厳しく対応してサービスの質を保つことが出来るか?という点に関しては、以前に比べると向上はしているもののまだまだな所もあり、改めて考えさせられました。
丁度アプリの活用でまだまだ可能性があると感じていた矢先だったので保護者様と一緒にお子様を成長させることが出来るようなサービスを目指していきたいと思いました。
その他には保護者様の心得やそろばんで身に付く能力が詳しく書いてあるので保護者様が読まれるととても良いと感じました。
そろばんをするとどんなところが伸びるのか?そしてそれはなぜなのか?がわかり長く続ける意義を感じられる本です。
その中でも一番共有したいことを上述していますので是非参考にしていただき私達に問題を投げかけて欲しいと思います。
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