塾長Blogブログ

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YES通信Vol.148 2025年9月

糸島学習塾YESより大切なみなさんにお届けします。

今年は急に雨が降るので生徒も講師もずぶぬれで塾に来るのが目立ちます。

風邪ひかないように注意したいものです。

先月末の模試の際に中3生の夏期講習のお疲れ様会としてビンゴゲームを実施しました。

 

 

 

 

 

今年は写真を写し忘れてしまったため昨年の写真です(涙)

生徒達や講師達と一緒に私も楽しませていただきました。

中には2回連続で優勝する強者もいて驚きました♪

今月のYES通信は

1 通信制高校ってどんなところ?

2 「良かったこと」に目を向ける学びの力

3 書籍紹介 ここは自信をとり戻す学校

となっています。

 

通信制高校ってどんなところ?

 

 

 

 

 

最近「通信制高校」という言葉を耳にされる保護者様も多いのではないでしょうか。

以前は「学校に行けなくなった生徒が通うところ」というイメージもありましたが、今ではずいぶん姿を変えています。

むしろ「自分に合った学び方を選べる高校」として注目されており、進路の選択肢のひとつとして考えるご家庭も増えています。ここでは、通信制高校の種類や特徴を、できるだけわかりやすくご紹介いたします。

正直私もすべてを把握できておらず、生徒や保護者様からの情報で、こんなに多様な通信制高校があるのかと驚いています。私の勉強のつもりでまとめてみました。

まず大きな分け方は「公立」と「私立」です。

公立の通信制高校は学費が安く、安心感があります。登校は月に数回程度で、自宅学習が基本になります。ただし、授業やサポートは必要最低限となるため、ある程度、自分で学習を進められるお子さんに向いています。

一方、私立の通信制高校はとても多様です。全日制高校に近い形で週5日通うコースもあれば、週1〜2日だけ登校するコース、さらには年に数日だけの集中スクーリングで卒業できるコースもあります。

先生やカウンセラーが身近にいて学習や生活を支えてくれる学校も多く、不登校の経験がある生徒や、自分のペースで学びたい生徒にとって心強い環境になっています。また「学習スタイルの違い」もポイントです。

最近ではインターネットを使ったオンライン学習が普及し、スマホやパソコンから映像授業を受けたり、課題を提出したりできる学校も増えました。これにより、通学が難しい状況でも学習を続けやすくなっています。

逆に、通学型のコースを選べば、友達や先生と直接会って交流しながら学ぶことも可能です。つまり「一人でコツコツ型」も「仲間と一緒に型」も選べるわけです。

さらに通信制高校には「サポート校」という存在もあります。サポート校は正式な高校ではありませんが、通信制高校と提携し、学習の補助や生活面でのフォローをしてくれる場です。先生がわからないところを教えてくれたり、学習計画を一緒に立ててくれたりするので、特に勉強に不安がある生徒にとって大きな安心材料になります。

ここで整理すると、通信制高校は

1.公立か私立か

2.登校の頻度(週5日〜年数日までさまざま)

3.学習の方法(対面型かオンライン型か)

4.サポート校の有無

といった点で分類できます。

大切なのは「どれが良いか」ではなく「どれがその子に合っているか」です。たとえば「人との関わりを大切にしたい」というお子さんなら登校型を、「自分のペースでじっくり学びたい」というお子さんなら在宅中心のスタイルを選ぶと安心です。

通信制高校は、単に「高校卒業資格を取るための場」ではなく、一人ひとりの特性や夢に合わせて学び方を選べる場所になっています。

進路の可能性を広げるためにも、「通信制」という選択肢を知っておくことはとても意味があるのではないでしょうか。9月27日に通信制高校合同相談会もあるようですので、足を運んでいただくのも良いと思います。

これを読んで、気になることがございましたら、当塾でもご相談を受け付けていますので、ご連絡をくださいませ。私も皆さんと一緒になっていろいろと勉強していきますのでよろしくお願いいたします。

 

「良かったこと」に目を向ける学びの力

 

 

 

 

 

勉強を続けていく中で、子どもたちは必ずつまずきや失敗を経験します。テストの点が伸びなかったり、計算を何度も間違えたりすることは当たり前です。

そんなとき、どうしても「ここができなかった」「また失敗した」という“悪い部分”に目がいきがちです。もちろん改善点を見つけることも大切ですが、悪いことばかりにフォーカスすると、子どもは気持ちが沈み、行動する意欲を失ってしまいます。

スポーツでは良いところに目を向けることが少しずつ浸透してきているようですが、勉強に関してはまだまだだと感じています。成果を出す人たちは、失敗を恐れるのではなく「今日できたこと」「昨日より良くなったこと」に目を向けています。

これは勉強でも同じで、どんなに小さなことでも「良かったこと」に気づき、それを認めてあげることで、子どもたちは自信を持ち、次の行動につなげていけるのです。

たとえば、計算問題で10問中3問しか正解できなかったとします。そのときに「7問も間違えたね」と言われると、子どもは自信をなくします。

しかし「3問も正解できたね」「前より1問多くできたね」と声をかければ、子どもは「次はもっとできる」と思えるのです。この「できた部分」にフォーカスする習慣が、勉強を楽しく継続する大きな力になります。

また、子どもは大人が思う以上に保護者の言葉に影響を受けます。「まだまだだね」と言われるより「よく頑張ったね」と言われた方が、やる気が湧きます。大人にとっては何気ない一言でも、子どもにとっては「やればできるんだ」という自己肯定感につながります。この自己肯定感こそが、学習意欲の原動力になります。

もちろん、課題や改善点を見て見ぬふりをする必要はありません。ただ、「できなかったこと」よりも「できたこと」にまず光を当ててあげる。そのうえで「次はここに挑戦しようね」と前向きに伝えることで、子どもは安心して努力を続けられるのです。

勉強は、ただ知識を身につけるだけの作業ではありません。日々の中で「できるようになった!」という小さな喜びを積み重ねることが、自信を育み、継続する力を育てます。

私たち大人が「良かったことに目を向ける」という意識を持つことで、子どもたちは楽しく学び続け、自然と成績や力も伸びていくのです。

ぜひご家庭でも、「今日の勉強で一番良かったことは何かな?」と声をかけてみてください。その一言が、お子さんの明日の成長につながっていきます。

 

書籍紹介 ここは自信をとり戻す学校

 

 

 

 

 

この本は、つくば開成福岡高等学校から送られてきた本です。サブタイトルにあるように福岡のある登校型通信制高校と不登校の生徒家族の10年が描かれた本です。

学校の㏚のために作られた本だとは思いますが、読んでみてとても参考になる本だと感じました。本のほとんどが、生徒の生い立ちからどのような経緯でこの高校に通ったのか?

そしてそれからどのようにして卒業して、今はどのようになったのか?が書かれているのです。また、その生徒に保護者の方がどのように関わったのかが詳しく書いてあるのです。

この本の中には子育てのヒントがとても多く書かれています。今の時代いつ自分の子供が不登校になってもおかしくない時代です。通信制の高校に10人に1人が通うというデータを見てもその確率は非常に高いはずです。

また社会人になってからも、鬱や引きこもりになることも考えられるのでこの本に書いてある生の声が本当に素晴らしい教材になるかもしれません。

今現状で、学校になかなか通えていないお子様をお持ちの保護者様だけでなく、通えている保護者様も、このような多様な学びや進路があることを知っておくことで、いろいろな場面で活かせる力が身に付くと思います。

読みたい方は教室にありますのでご連絡くださいませ。

 

 

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