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YES通信 2016年5月号 VOL36(糸島学習塾YESより大切なあなたへお届けします)

真似をすることが大事!

みなさんTTPって知っていますか?今政治で話題になっているTPPではありません。TTPです。

TTPは、T 徹底 T 的に P パクる の略です。良いものはどんどん真似して、どんどん成長しようという教えの事です。当たり前のことのようですが、この当たり前のことがなかなか出来ないのです。

この言葉に出会ったのは、今から5年前の事でした。コーチングの勉強をしていた私は、人に伝える技術を磨くために、ファシリテータートレーニングと言うセミナーに参加したのです。

その時の講師が、日本で初のモチベーションを専門に取り扱うコンサルティング会社であるリンクアンドモチベーションの取締役の方だったのです。私の胸が、大きく膨らんだのは言うまでもありません。

でも、なぜこのようなマニアックな会社の存在を私が知っていたのかと言うと、私が開業した年に初めて採用した大学生が、就活の際に一番入社したい会社に、このリンクアンドモチベーションをリストアップしていたからなのです。

当時の私は「こんな会社もあるのか?」と興味を持ちました。残念ながらとても倍率が高かったらしく、彼の願いは叶わなかったのですが、それから3年後に、このようなチャンスが巡ってくるとは・・・・・・・・

まさに偶然の出会いだったのですが、とてもいい勉強をさせていただきました。

そして、このTTPという教訓は現在も活かされています。

真似ることについては、経営でもベンチマーク(他社のすぐれたところを指標として目標にすること)とかモデリング(成功しているモデルを自分に合った形で真似ること)と言われていて、私も素晴らしい塾さんの指導を仰ぎながら、技術の向上を目指しています。

毎年一回、日本一の個別指導塾である森塾の方にお越しいただき研修をしているのもその一環です。

今年も今月の27日に研修を実施予定です。その他にもいろいろな企業に勉強に赴き、学ばせていただいている次第です。

しかし、TTPは企業に限ったことではありません。企業も個人もそうですが、最先端の一握りの人を除いては、前人未到の事をやるのではなく、すでに誰かがやって上手くいったことを真似ることで成果を出しているのです。

私は、従業員研修の時に、「学生までは人の真似をするとあまり良い気持ちはしないかもしれないが、社会に出たらどれだけすぐれた人の技術や、考え方を真似るかで勝負は決まるんだよ」といつも言っています。

しかし、これは学生時代でも言えることで、野球の上手い人の真似をすることや勉強の出来る人の真似をすることで、良い結果が出てくるのです。ただ、人間にはプライドというものがあるので、なかなか出来ないものなのです。

真似るという話をすると思い出すのが、20年程前の話です。当時私は、HоttоМоttоの商品開発会議に参加していました。当時は宮崎にウイズンという競合があり、そこの、のりタル弁当というのが非常に好評で、宮崎地区では大苦戦を強いられていたのです。

当時の開発メンバーは、それに対抗するためにいろいろと考えていたのですが、なかなかいいアイデアが出てきませんでした。その根底には、やはり開発担当としてのプライドがあり、真似をしたくないという気持ちが表れていました。

でも安いのり弁当に、タルタルソースを加えるというアイデアにはかなわなかったのです。いろいろなプランを出しては失敗の繰り返しでした。

そのような中、当時の社長の鶴の一声が飛び出したのです。「あんなに売れている商品を他社が出しているのになぜ真似しないのか?さっさと同じものをつくれ!」開発担当者が、それだけはしたくないという言葉を、社長がもの凄い剣幕で言ったのです。

でも、実際に作ったその商品は爆発的に売れました。それを見て、「やっぱり創業者は違うなあ」と感心したものです。

私達も謙虚に良いものは学ぶ、真似することをもっとしていかなければならないのではないでしょうか?みなさん徹底的にパクリましょう(笑)

科学と哲学が必要と言われて・・・・・

先月の講師研修では「企業理念である「成功のお手伝いをとおして共に学び、成功体験を共有すること」について、講師のみんなでグループディスカッションをしてもらいました。

まだまだつたない新米経営者の企業理念について、学生から年配の方まで30名以上の皆さんが、真剣に向き合ってくれたことを本当に嬉しく思いました。

そして、みなさんの意見を聴くことで、私自身が一番勉強になりました。素晴らしいスタッフに恵まれ、本当に感謝の言葉しかありません。

最近、企業理念の唱和を社員で行なうようにもしました。

まだ、私を含めて常勤のスタッフはたったの3名なので、ちょっと仰々しすぎるとも思ったのですが、これから全従業員が同じ方向を見て仕事が出来るように、いまのうちから準備をしていこうと思ったのです。

今迄のうちの会社の仕事は単年度単年度、とにかく毎日を一生懸命頑張ることをやってきたのですが、社員の採用を機に、やはり将来のビジョンを示さないといけないとの思いもあって、「経営計画の作り方」を学びに行ったのです。

そこで、その講師の方が「経営計画は科学と哲学からなる」と仰ったのです。私は最初頭の中が真っ白になって???????となってしまったのですが、いろいろと説明を聞くうちに「なるほど」と腑に落ちたのです。

その社長さんが仰るには、計画というとみんなどうするのか?という方法論は良く考えるのだが、自分の会社の存在理由は何なのか?という哲学的なことはあまり考えないのだそうです。

ちなみに、うちの会社も理念が必要だ必要だと、繰り返し言っている割にはそこに向き合って考える時間を取ることを、あまり行っていなかったのです。大いに反省させられた次第です。

科学的に分析し計画を立てることは当然大事なのですが、その計画に魂を宿らせ如何に血を通わせるのか?というのが理念であり哲学なのだと教えていただきました。

哲学なんて無縁の人間だと思っていたのですが、まさかここにきて学び始めないといけないのか?とちょっと怖くなってきたのですが、やはり学ぶべきだという気持ちになりました。

ここまで私がなんとかやってこれたのも、今まで関わっていただいた先生や先輩、友人、従業員、家族、生徒達そして保護者の皆様のお蔭で、たまたまここまで来ているだけなのだと改めて考えさせられました。

私個人においても何のために生きているのか?存在意義は何なのか?あまり考えずに方法論ばかりを考えて生きてきましたが、遅ればせながら哲学というものに向き合う準備が出来てきたのかなあと感じています。

生徒達や先生たちの中には、結構哲学的な考えをしたり、哲学的な質問をする子たちがいて、「難しいことを考えてるね~」なんて言っていた自分を大いに反省しています。

これから頑張って哲学します♪

書籍紹介   わが息子よ、君はどう生きるか フィリップ・チェスターフィールド著

 

この本は私の尊敬する方に紹介いただいた本なのですが、300年前の本とは思えない素晴らしい本でした。

発売以降、欧州では、ほとんどの教養人が目を通す本だということで紹介いただいたのですが、やはり良い本は色あせないですね!!

著者は18世紀のイギリスにおいて最大の政治家であり、教養家でもあったチェスターフィールド卿です。

欧州の貴族社会では社会に出る前に、欧州中を見て回る習慣があったそうです。その旅に出た息子にあてた手紙を本にしたものです。

実際に息子にあてた手紙なのでリアリティーに富んでいる事が一番印象的でした。また、子どもに本当のリーダーになって欲しいという親心がにじみ出ている点も大いに学ぶべき点があるなあと感じました。

親としてではなく個人的にもとても勉強になりました。歴史に対する考え方などはもっと早く学んでおきたかったなあと思うほどでした。

子どものためにというよりも親のためにもなる素晴らしい本です。

真のエリートを目指す子どもに対して、どのように教育すべきかがわかる本ですが、私達をはじめ多くの人達が、このような教養を身に着けていけたらと思える本でした。

良い本はやっぱりいいですね~

紹介いただいた社長さんに感謝です(^^)/

 

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