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YES通信2016年11月号VOL42(糸島学習塾YESより大切なあなたへお届けします)

あなたは付加価値をつけていますか?

昔、私が学生だった頃、先生の中に付加価値に関してとても詳しく説明する先生がいました。私も、まだ幼かったので、先生のおっしゃることのほんの僅かしか理解できていなかったと思うのですが、おおまかな趣旨としてはこんなことを話しておられました。

「日本には資源がない、日本は資源を輸入してそこに付加価値をつけて製品にして、それを販売することでしか生き残れないのだ。だから、付加価値をつけられる人物になれるように勉強をしなければならない。資源の無い日本は知恵で稼ぐしかないのだと。」

ずいぶん昔の話なのですが何故かこの言葉は印象に残っています。最近、大学生たちと話をする機会も多く、また、社員研修などに参加する機会も増えていろいろな講義を聴くにつけ、この言葉がいつも頭の中をよぎります。

いかに付加価値をつけるのか?結局すべてはこれに尽きるのではないか?と思うほどです。そのためにも学ばなければならないのです。

以前のYES通信で、元ラグビー日本代表監督のエディー・ジョーンズ監督が「日本人の最大の強みは勤勉さだ」と言って選手のやる気に火をつけた話を紹介しましたが、外国人から見た日本人の良いイメージはこの言葉に集約されているのではないかと私は思っています。

資源も何もない小国の日本が、一丸となって勤勉に学び、そして努力する姿こそが今の日本を築いてきているのだと思います。日本人は、昔からコツコツと努力して付加価値を付け続けたのです。

ただ、最近ではあまり付加価値という言葉を耳にしなくなりました。それとともに日本は持たざる国であるということもあまり耳にしなくなりました。今の日本の豊さを見ると何も資源がなく、苦労した当時の日本を想像するのは至難の業でしょう。しかし、現実は何も変わっていないのです。

日本人が勤勉さを忘れ付加価値を付けられなくなった時、日本はとてもさみしい国になっている事でしょう。そうならないように常に付加価値を意識しないといけないと思っています。

意識の高い人は必ず付加価値を付けています。ちょっとしたコメント一つを取り上げてみても、勉強なさっている方のコメントにはとても価値があるものです。同じ出来事に対してもその出来事をどのように捉えてどのように話をするのか?人によって全然違います。学んできた知識の量や体験、経験の違いによって大きく差がついています。

私も素敵な人を見ると、私もあんな風になりたいなあと思いますが、やはり学問に王道なしで、地道に努力を積み重ねていくしかありません。

これは大人の世界だけではなく学生でも同じです。今、塾では毎日朝礼を行っているのですが、学生講師でも本当に素晴らしいコメントをする講師がいます。やはり、多くの学びと多くの経験を自分のものにしているのだと感心している次第です。そんな講師はやはり就職活動に強いのも事実です。

今後の大学入試が限りなく就活に近づいていくという現状を考えても話す内容にいかに付加価値を付けて話をするのか?自分の話を聞いて相手はどのように感じるだろうか?価値を感じてくれるだろうか?と思いを巡らせることが大事なのではないかと感じています。

私達は話をする時にどうやって話そうか?何を話そうか?等自分に焦点が当たっている場合が多いのです。それを、聞いた人はどう思うだろうか?どのように伝えれば価値を伝えられるだろうか?と聞き手に焦点を当てることが大事なのだと思います。書いている私もまだまだ自分に焦点が当たっているのでもっと意識したいと思います。

今回は話を取り上げましたが仕事も同じでちょっとでも良くしようと工夫する気持ちと相手にとってどうなのかを常に考えて行動することが大事なのです。些細なことでももっとお役にたてるようにしたいものです。

私は、家で全く付加価値を付けていないので、家でもっとお役にたてるように頑張りたいです(笑)

みなさん全体最適って知っていますか?

私は昔、ほっともっとのから揚げ弁当のから揚げを工場で作っていたことがありました。その時に知ったのが全体最適という言葉です。最近、いろいろな場面でこの言葉思い出したので、このことについて書いてみたいと思います。

から揚げの肉を製造するためには、先ずはカットされた鳥のもも肉(冷凍)を解かす。という工程と、その肉に味付けをする工程があります。また、別にから揚げの粉を水で溶くという工程があります。そして袋詰めをする際に、味付けした肉と水で溶いたから揚げ粉を袋に詰めて真空パックする工程があるのです。

生産量を増やし効率を上げるためには、これらの工程の中で一番ネックになっている工程(このことをボトルネックと今回の書籍紹介コーナーで紹介したザ・ゴールでは命名しています。)の能力を増強することが必要なのです。

いくら素晴らしい味付けの機械を買って生産能力を20トンにしようと思ってもボトルネックである袋詰めの工程が15トン分しかなければ、味付けされた肉がどんどん溜まっていって肉の鮮度が落ちてしまいます。この辺ことをもっと詳しく知りたい方はザ・ゴールを読むことをお勧めします。

ファッションも同じで、とても素敵で気に入ったシャツでも全体のスーツにそのシャツが合っていなければ、いくらお気に入りの色や柄であってもそのシャツだけを着ている時は良いかもしれませんが、そのシャツをスーツの下に着たら合わないというのではいけないと思うのです。

受験勉強でも同様のことがあるのはご存じだと思います。高校受験は5教科ですし、センター試験は9教科です。力の配分をすべて数学に注いでしまうとダメなことはみんなわかっている事だと思います。

そんなことわかってるよ~という声も聞こえてきそうですが、案外いろいろなトラブルも多かれ少なかれ似たようなことから起こっているように思います。特に一生懸命やっていればやっているほど、似たようなことが起こっているのではないでしょうか?

会社でも、営業部には都合の良いことが、経理部ではとても負担になっていたり、部活でも、フォアードとバックスの連携が良くない等は似たような原因が潜んでいるのではないでしょうか?

それを防ぐのがコミュニケーションではないでしょうか?他のポジションや部署の人に意見を求めたり、全く第三者に意見を求めたりするのも有効だと思います。

案外自分の考えていることが間違っていることも多いですし、人がやっている事は良く見えるのに、自分の事はなかなか見えないのも事実です。最近、いろんな方にフィードバックをいただく機会が増え、妻のフィードバックも受け入れることが少しずつ出来るようになってきました(笑)

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もし、あなたが長引く採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられたらどうするだろうか?

残された時間はたったの3か月。このままでは工場は閉鎖され、多くの人が職を失うことになる。その全責任があなたの肩にかかっているのだ・・・・・・・・

この本は、1000万人が読んだ世界的ベストセラー「ザ・ゴール」がマンガ化されたものです。工場の現場で実際に起こりうることを基にストーリー化した内容です。実際にこの本を読んで工場の生産効率が上がったと評判の本だったのです。

もともとはアメリカの企業が舞台だったのですが、この本は日本の会社を舞台にしていて登場人物も日本人です。しかもマンガなのでとても読みやすい内容に仕上がっているのが特徴です。

普通の人でも楽しめる内容なのですが、理系で特に工場や物造りに興味ある人にはお勧めです。

3か月というタイムリミットがある事と製造現場の情景がリアルに描かれていることで、読みだすと止まらなくなる本で、一気に読んでしまいます。原版も一気に読んでしまいましたが、さすがにマンガの方がより短時間で読めます。面白くてためになる本ですので興味のある方は是非!!

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